赤坂金型彫刻所からのお知らせ

2026年10月19日

神無月、髪に宿る秋の余韻。

空は高く澄み、
朝夕の風に深まる秋を感じる十月。

古くより、この月は「神無月」と呼ばれ、
その名は「神の月」を意味するという説など、
いくつもの謂れが伝えられています。

陽が落ちれば、
月の光は冴え、
虫の音も静けさの中へ。

髪を結い、
一本の簪を挿す。

光を受けて輝くときも、
影の中に佇むときも、
そこにあるのは、控えめで凛とした美しさ。

すべてを飾らず、
すべてを語らず。

「半月一枚刃」と共に、
その先の繊細美へ。

 

令和八年十月十九日
三代目赤坂兵之助拝

Scroll