赤坂金型彫刻所の制作実績

写真転写

『苦労をかけた妻へ。』 普賢菩薩を刻んだブレスレット。

  • サイズたて30ミリ、よこ20ミリ
  • 素 材ジュラルミン、銀

ある方より、
大切な奥さまへの贈りものとして、
ブレスレット製作のご相談を頂きました。

「苦労をかけた妻に、
妻が好きな普賢菩薩さまで、
ブレスレットをつくりたい」

その言葉が、
今回の製作の出発点でした。

贈られる日は、2025年12月25日。
クリスマスであり、
お二人の結婚記念日でもある日。

そこに込められていたのは、
飾り立てた言葉ではなく、
長い年月を共に歩んできたことへの、
深い感謝でした。

表面には、普賢菩薩の姿を。
裏面には、奥さまのイニシャルと、
普賢菩薩の種子字として用いられる、
梵字「アン」を刻みました。

小さな楕円の中に、
祈りと感謝、
そして、その方だけの物語を納めること。

それは単なる装飾品ではなく、
身につけるお守りであり、
静かな手紙のような作品です。

金属は硬く、冷たい素材です。
しかし、そこに人の想いが宿るとき、
その表情は驚くほどやわらかくなります。

赤坂金型彫刻所では、
受け継がれてきた彫刻技術と、
独自の「半月一枚刃Ⓡ」による繊細な彫りによって、
金属の中に、想いの輪郭を刻み出していきます。

ただ細かく刻むのではなく、
普賢菩薩の穏やかな面差し、
衣の流れ、
祈りの気配が立ち上がるように彫り込みました。

裏面に刻まれたイニシャルと梵字「アン」は、
贈る人と贈られる人だけが知る、
深い意味を持つ「しるし」です。

見える面に祈りを。
見えない面に、想いを。

この小さなブレスレットには、
ご夫婦の時間と、
感謝のかたちが刻まれています。

 

 

 

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